母子関係で大切なのは一緒にいる時間の長さではありません。どのように過ごすのか、が大切です。成長段階別に子どもとの関わり方のポイントを見ていきましょう。
小さな子どもを持つ女性の就業率は日本の場合、20~30%です。諸外国と比較するとまだまだ低い水準にあります。その理由の1つに「子どもが3歳になるまでは母親は育児に専念すべき」という「3歳神話」が未だに根強く残っていることが挙げられます。ですが、海外の発達心理学の研究では母親が働いているかどうかは子どもの発達と何の関係もないことがすでに明らかになっています。子どもが小さい時に働くのは決してネガティブなことではありません。
3歳までは子どもたちが愛情を確認し合う愛着形成の時期です。育休を取得して子どもと一緒に過ごすのがベストですが、難しい場合は子どもに愛情を注ぎ、よく見てくれる預け先を探しましょう。
子どもにとって大切なのはリラックスできる環境の中で五感を使った遊びに集中でき、よく食べてぐっすり眠ることです。そのためには保護者と保育者の適切なケアによって良好な愛着関係を形成することが大切です。子どもの前で保育園の先生の悪口はいってはいけませんよ。子どもがどう対応すればいいのか困ってしまいますし、人を批判することを学んでしまいます。保育者と良好な関係を築いていることを子どもにも理解できる言葉で伝えるようにしましょう。
乳幼児期から小学校低学年は人の気持ちが理解できるようになる年齢です。いわゆる「心」が発達する時期なので多くの人と接することはとてもよい影響を与えます。小さい頃から保育園にいっていると毎日たくさんのお友達や先生と過ごしているので、言葉や社会性の発達が早いです。親に対しても思いやりや遠慮の気持ちが出てくるようになりますが、その一方で自己中心的な主張も強くなってきます。
「ワガママばかりいって!」と叱ってはいけませんよ。子どもの声に耳を傾け、自分の事情を説明しながら可能な範囲で子どもの要望を叶えてあげましょう。子どもの行動を適切にコントロールできるように保護者も成長しなければなりません。
小学校高学年になると身体的にも精神的にも大人に近づいてきます。家庭や親の事情も理解し始めますがその一方で、善悪の判断はまだ単純で未熟です。「ママはお仕事を頑張っている」と尊敬の気持ちを持ちながらも「一緒にいたい」という気持ちもあり、葛藤しています。この時期は乳幼児期のように手はかかりませんが、目をかけ心を寄せることが大切です。適度な距離感を保ちながらも一緒に過ごす時間も確保し、子どもの気持ちに寄り添うようにしましょう。
今のままでは両立するのが難しいなら、働き方を変えてみましょう。働き方を変えて時間に余裕ができ、両立が可能になった人もたくさんいますよ。働くママが転職活動する際に押さえておきたいポイントをお伝えします。
続きはこちら家事を効率よく進めるために便利な家電を利用するのもおすすめです。料理の負担を減らす自動調理鍋と食器洗い乾燥機、掃除の負担を減らすロボット掃除機、洗濯の負担を減らすドラム式洗濯乾燥機を導入するだけで劇的に変わりますよ。
続きはこちら料理の負担を減らしたいなら効率よく進めることがポイントですよ。一気に1週間分の献立を考えたり、食材は1度にまとめ買いしたり、調理しながら洗い物をしたりすることで全体的な時間を短縮できます。
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